メガスターとは?
 


メガスター・スタープロジェクター

 子供の頃からプラネタリウム製作に魅了され、以来20年間の間、ひたすら製作と改良に取り組んできた大平貴之。そして、その作品の数々。たとえば、1991年に発表した3号機アストロライナーは、アマチュアには自作不可能とさえいわれたレンズ投影式のプラネタリウムが、たった一人の学生の手で開発されたことは、多くの驚きを周囲に与えました。

  そして、アストロライナー誕生から7年。1998年に、大平は、さらに進化したスーパープラネタリウムを発表しました。それが大平貴之制作4号機「メガスター(MEGASTAR)」です。

 

 

どこがすごい?メガスターの特長とは 
100万個の星! (11.5等級まで)
  プラネタリウムの命は何といっても星空。メガスターは、実に410万個もの星を再現することができます。これまでのプラネタリウムでは数千個から2万個程度ですから、まさに他を全く寄せ付けない桁外れの表現力。では、なぜそれほど膨大な星空を映し出すのでしょうか?それはごくあたりまえのこと。本物の夜空にはまさに膨大な星が存在しているからです。これまでのプラネタリウムでは到底表現できなかった本物の星空独特の奥行き感を再現し、天の川すら(本物がそうであるように)星の集団として表現することを可能にしたのです。澄んだ山奥で見あげる無限の奥深さをもった宇宙像。メガスターはその細かやかなディテールをあますことなく表現しているのです。
信じられますか?この超精細な再現能力
宇宙の無限の深淵を描き出すメガスターの宇宙像
 

 まさに「星の数ほどの」という例えがふさわしいメガスターの星空。それは、これまでのプラネタリウムの常識ではとうてい考えられないものでした。天空を横切る雄大な天の川。それは一見淡い光の帯に見えます。けれども、どんどん拡大してゆくと、おびただしい数の微小星の集団であることがわかるのです。角度にしてわずか1度四方に、1000個近い星が存在しています。かすかな星たちの声は、無数に集まり、一大銀河像を形作っているのです。

メガスターの星空を拡大すると
天の川が星の集団であることを実感できる

  この画像にあるすべてを、メガスターは忠実に再現しているのです

移動可能 

IPSロンドン大会で、メガスターの驚くべき機動性を披露しました

メガスタープロジェクターは、移動可能です。プラネタリウム投影機といえば、かつて何トンもの重量を持つ巨大構造物でした。メガスターは、鋭い星像を作り出す32分割光学式でありながら、軽量化技術によりわずか30キログラムまで集約。扱いがきわめて大変だったそれを、一人で扱い、乗用車で移動できるまでにダウンサイジングしました。機動性の面でもまったく新しいコンセプトのプラネタリウムです。

 
豊富な機能、無限の可能性
メガスターは、星が美しく、運べるだけではありません。光学式プラネタリウムとして最高水準の機能、可能性を備えています。最新のコンピュータ制御システムにより、世界中、はてまた他の惑星からみた星空をも瞬時に再現することができます。たとえば、ローマの優雅な日没を眺めたり、南極の沈まない太陽を観察したり・・さらには、地球を離れ火星におりたち、ピンク色の空に浮かぶ地球を見上げることなども自由自在なのです。 
  一方で、メガスターは、旧来のプラネタリウムが持ち味としていた繊細な演出も大切にしています。たとえば日出没時の光景などを、新方式の効果装置がリアルに演出、神秘的なまでの幻想世界が訪れる者を魅了するでしょう。
 
個人開発
そしてこれらすべてが、大平貴之個人によって開発されました。