MEGASTAR製作日誌(2008年5/1)



映画を見ました。未公開作品ですがコメント文を書く仕事です。宇宙に魅せられた農夫がロケットを自力で造り上げ、宇宙飛行を目指す話。内容的にツボだったので二つ返事で引き受けましたが良かった。
有人宇宙ロケットの自作が途方もない困難を伴うのはもちろんですが原子炉はどうでしょうか?ウラン濃縮が一番のハードルですが、黒鉛減速炉なら何とか天然ウランでも可能、単に核分裂の連鎖反応を起こすだけなら、難易度はさほどでもないかもしれません。もちろん、自己安定性を備え、圧力容器を含むプラントシステム、効率の良い熱交換機能、ECCSなどの安全設備を含んだ実用的動力炉の構築は、単に反応を起こすのとは全く別次元の話であることはもちろんですが。
しかし法的側面を含めて考慮すると敷居の高さは比較にならなくなります。ウランをはじめとする核分裂性物質は特定核燃料物質といってきわめて厳しい法規制と国際管理の下にあります。まずそれを皆さんに分かってもらいたい。
原子炉のある暮らし。しんと静まりかえった夜の自室で、大切な人と共に、チェレンコフ光に輝くワイングラスを傾ける優雅な一夜を過ごすなんて、まあなかなか叶いそうにない夢だと私はちゃんと分かっているのです。