2003年5月12日
大平のプラネ自伝が発売されます
「プラネタリウムを作りました。」全国書店で6月4日頃の発売

大平のプラネタリウム製作の過程を記した著書が、いよいよ発売される。

題名:「プラネタリウムを作りました。」
     7畳間で生まれた410万の星
著者:大平 貴之
発行日:2003年6月1日
発行:株式会社エクスナレッジ 03-3403-1321
ISBN:ISBN4−7678−02512
定価:1800円
特別付録:卓上プラネタリウムペーパークラフト、全国プラネタリウム一覧

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メガスター開発者、大平がプラネタリウム作りに目覚めたのは、小学生の頃、夜光塗料で作ったオリオン座に感激したときのことだった。その後、数々のピンホール式の製作からはじめ、大学では、アマチュア初のレンズ式プラネタリウム3号機を完成、各地を行脚するようになる。上映は好評を呼び、マスコミでも取り上げられるようになった大平。しかし、オーストラリアで見た星空が忘れられず、卒業間際に、次なる4号機の開発に着手する。それが、恒星数170万個、一人で持ち運び可能という前代未聞のスーパープラネタリウム「メガスター」計画の始まりだった。

4年にわたる困難な開発の末、スパイラルという晴れ舞台でデビューを飾ったメガスター。その後各地の公演を通じ、大平は、メガスターが単なるプラネタリウムではない、全く新しい可能性を秘めていることに気づく。星空の美しさとは何か?アートとの接点。自分が何故プラネタリウムを作り続けるのか?更なる新作つくりに挑みつつも、自問自答を繰り返し、やがておぼろげながらも自分なりの答えを見つけてゆく。

本書は、夜光塗料の星空から、最新のメガスターIIに至るまで、大平の20余年にわたるプラネタリウム人生を一冊の本にまとめました。当サイトでも掲載されている製作記や顛末記に加えて、未公開の様々なエピソード、学生時代に取り組んだロケット開発計画の一部始終まで、時に破天荒なまでの大平の足跡と、これからのビジョンが詰まった一冊です。切り抜いて手軽に作れ、部屋で星空を楽しめる、卓上プラネタリウムペーパークラフト、日本全国にあるプラネタリウムの一覧も付属。全国の書店の店頭にてお求め下さい。

(大平)