2004年8月9日
水戸芸術館でメガスターIIの公開、今日スタート
美術館のプラネタリウム。自由に出入りできるインスタレーション

水戸芸術館(茨城県水戸市)で、メガスターIIの公開が開始された。2004/8/9-10/3の期間で開催される展覧会「カフェ・イン・水戸 2004」の一環として行われるもので、同展覧会に作品を出展する作家の一人として大平が参加、メガスターIIの星空とCGによるオーロラや雪などの演出を加え、星空インスタレーションとしての空間を演出する。1月に三菱地所アルティアム(福岡市天神)で開催されたハイパープラネタリウム「メガスターII」と同様、星空の解説はまったくなく、開演時間中は、自由に出入りでき、好きな時間だけ”鑑賞”できるのが特長。

これまでプラネタリウムは科学館に設置されることがほとんどで、美術館に置かれることはほとんどなかった。それはプラネタリウムが本来担ってきた使命が、天文学の啓蒙、天文現象を分かりやすく実演して見せる、「科学教育」にあったからだろう。しかし今回は、教育的側面をあえて徹底して排し、星空とそこに重なる映像をひとつのアート作品として見せることにこだわった。こうした美術館や関連施設での公開は、2000年12月のスパイラルガーデン、2004年1月の三菱地所アルティアムに続いて3度目となるが、プラネタリウムのアートとしての展開はメガスターを除いて世界的に見てもほとんど例がなく、それゆえ新しい可能性が無限にあるといえる。大平としても、プラネタリウムの新たなアプリケーション1例として今後も積極的に挑んでいく。


水戸芸術館現代美術ギャラリー/現代美術センター(水戸芸術館美術部門)
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TEL: 029-227-8111 / FAX: 029-227-8130
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休館日:月曜
開館時間 9:30 〜 18:00(入場は17:30まで)
通常の企画展の入場料 一般800円/前売・団体(20名様以上)600円
中学生以下・65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方は無料

参考リンク:http://www.arttowermito.or.jp/cafe2004/cafe04j.html(カフェイン水戸)