2005年1月5日
メガスターIIが相次いでアップグレード
川崎と未来館。星空のリアリティをさらに追求

川崎市青少年科学館と、日本科学未来館で公開されているメガスターIIがこのほど相次いでアップグレードされた。

まず、日本科学未来館で常設されている3号機「Cosmos」では、投影光学系の再チューニングを行い、本物の星空へのリアリティを増した。
これは、毛利館長のアドバイス、および大平貴之のオーストラリア見学の結果を踏まえ、恒星原板は替えず、恒星投影機の光学系パラメータを変更したことで行ったもの。これにより奥行き感、リアル感がさらに増し、現在上映中の「新しい眺め」でもさらに好評が期待できる。

また川崎市青少年科学館で公開されている1号機「Phoenix」では、いままで一等星の色や明るさが不正確であったが、メンテナンス改造を行い、一等星の色と等級差が再現できるようになった。(2号機Minelva、Cosmosでは対応済)生解説で星空を案内する同館では非常に重視された改造項目で、遅まきながらようやく実現した。今後さらにチューニングを行い、より本物の星空に近づけてゆく。

参考リンク
川崎市青少年科学館
日本科学未来館