2005年1月24日
未来館で「大平貴之の世界」展を開催
メガスター1の投影と大平の過去の作品展示

日本科学未来館(東京都江東区)で、大平の歴代プラネタリウムの実物と、メガスターの実演を行う特別展が本日より開幕した。
会場の様子
左奥がメガスター1を上映しているエアドーム、
左手前が2号機、右奥がアストロライナー

 イベント名:「プラネタリウムメガスター1大平貴之の世界」
 会場:日本科学未来館 催事ゾーン
 開催期間:2005年1月24日〜3月10日
 開催時間:午前10時から午後5時まで(日本科学未来館の開館時間)
 ※メガスター1による投影は、所定の決まった時間に行われる。詳しくは未来館の告知サイトを参照されたい。
 交通アクセス:ゆりかもめ 「船の科学館」もしくは「テレコムセンター」下車 徒歩6分

 詳細情報は以下より
「プラネタリウムメガスター1 大平貴之の世界」


 プラネタリウムつくりに目覚めた幼少の頃から、最新のメガスターIIまでの大平の道のりを、実物展示でたどる特別展が、日本科学未来館で開催された。同館は、世界最先端のプラネタリウムとしてギネスにも認定された最新型「メガスターII-Cosmos」を昨年7月公開しているが、このイベントで披露するのは、そこに至る道のりである。

 小学生の頃に描いたプラネタリウムの絵の実物、高校時代に制作した1号機、2号機、そして大学時代に、個人には不可能と言われたレンズ式を実現した「アストロライナー」。そして設計ノートなどの数々。そしてIPSロンドン大会で初公開されて大きな反響を呼び起こし、日本科学未来館に常設のきっかけを作ったメガスター1による特別上映も行われる。冬の星空と、大平によるオーロラ、雪空のCG映像、そして日本科学未来館のインタープリターによる生解説により、170万個の星空をたどる約10分の旅である。
また、展示コーナーでは、最先端の宇宙解説展示なども用意されており、大人にも子どもにも楽しめるイベントとなっている。

大平の作品展覧会は、昨年1月-2月に、三菱地所アルティアム(福岡)で開催され、作品としてのプラネタリウム展覧会という新しい形を切り開いた。今回のイベントは、この展覧会の内容を未来館のコンセプトのもとでスケールアップしたもので、こうしたイベントの開催は、首都圏では初となる。


この期間中、未来館では、メガスター1とII(Cosmos)という2基の大平によるプラネタリウムが公開される。対照的ともいえるハード、コンテンツをともに楽しんでいただきたい。


参考リンク
日本科学未来館