2005年4月15日
世界初の家庭用光学式プラネタリウム商品化
部屋に1万個の星空。セガトイズより7月発売へ
株式会社セガトイズ(東京都台東区、國分 功社長)と大平貴之は、世界初の家庭用光学式プラネタリウム「HOMESTAR(仮称)」を2005年7月に発売すると発表した。

HOMESTAR(ホームスター(仮称))は、大平貴之とセガトイズの共同開発による、超小型プラネタリウム。家庭用としては世界初の光学式(※1)を採用し、天井いっぱいに、業務用の大型プラネタリウムに匹敵する、6.5等級までの恒星およそ1万個を投影できる。メガスター等の開発で培った大平のプラネタリウム技術のもと、新開発の超広角投影レンズと、独自方式による投影機構(特許出願中)等の新技術を駆使してこれまで家庭用や学校用などで主流だったピンホール式(※2)では再現できなかった、高輝度でシャープな星空の投影を可能とした。

 標準状態では大型プラネタリウム並の約1万個の星を投影できるが、星座絵や星座線を加えることができ、教育にも使いやすい。またオプションで精度を高めてさらに星数を増やし、メガスターのような星空を投影できる超高精度タイプなども可能になる予定だ。

HOMESTARは、家庭でも、空気の澄んだ土地で見えるような満天の星空を簡単に楽しみたいというコンセプトで生み出された。スイッチを入れるだけで天井に降るような星空。寝るときに、リラックスしたいときに、雰囲気を盛り上げたいときに、プラネタリウムの全く新しい活用を提案する商品になりそうだ。


商品名:HOMESTAR(ホームスター) (仮称)
価格:¥20,790(予価)
製造・発売元:セガトイズ

参考リンク:セガトイズ

※ここで紹介している仕様は暫定的で、一部変更されることがあります。

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※1:光学式 光源の光を精密な恒星孔をあけ恒星原板に通し、投影レンズによって星を投影する方式。高輝度でシャープな星像を作れるが、これまでは非常に高価(数千万円-数億円)で扱いが難しいため、施設用の業務用プラネタリウムへの応用に限られていた。
※2:ピンホール式 球状の遮光体の表面に星に相当する孔をあけ、中心に置いた光源の光を通して投影する。影絵の原理でシャープな像を投影するのが難しいが、低コストで製作が容易なため、学校用や小規模施設用として使用されている。



ホームスター外観