2005年8月21日
メガスターIIの星空がスタジオ生放送で鮮明に
シネアド用特別仕様機。高出力化でテレビカメラが鮮明にとらえる

メガスターIIの星空を高輝度にすべく改造された特別仕様機が、19日放送のフジテレビ系「とくダネ!」番組内で生実演され、フジテレビの技術陣がその星空を生放送のスタジオ内からこれまでにない画質で撮影し、生放送することに成功した。

メガスターIIの星空を眺める司会者
(19日O.A フジテレビ系「とくダネ!」より

 プラネタリウムの星空は、通常の風景や映像に比べて非常に暗いために、テレビカメラでの撮影が非常に困難で、星空をテレビ媒体で視聴者に伝える事が難しかった。メガスターも、その例外でなく、幾度とテレビで取上げられてきた過程では、常に撮影にまつわる苦労がつきまとってきたとといえる。

 今回、生出演にあたり、この課題をクリアしたのが、ネスカフェゴールドブレンドのシネアド(映画館用CM)演出(※1)用に開発したメガスターII特別仕様機だった。新開発の高輝度型恒星原板により、光出力を標準型メガスターIIの10倍以上に向上させることに成功、これにより通常のテレビカメラで十分撮影できるようになったのだ。

 19日の生放送では、大平本人とともにこの新型メガスターIIが登場。メイン照明が落とされると、メガスターIIの星空がこれまでにない鮮明さと質感でテレビ画面に広がった。また、スポットで照らし出された出演者と共存することもでき、幻想的な映像世界を作り出した。いずれも、これまでのテレビ撮影ではできなかったものだ。

今回の特別仕様機は、日周運動のできない固定タイプだが、大平は今後、全球タイプでこの技術を応用し、大出力を活かしてテレビ演出やコンサートなどの新しい応用に投入していく考えだ。

(※1:シネアド演出については後日詳細を公開予定)

参考リンク:
フジテレビジョン「とくダネ!」


以上