2006年3月5日
札幌に大平のオーロラが出現
札幌市青少年科学館新番組「オーロラに会いたい」 3/11から
星空にオーバーラップするオーロラ
メガスターの上映で頻繁に現れる演出にオーロラがある。もともとこのオーロラは、日本科学未来館で2002年12月に上映されたメガスター公演「星空の贈りもの」(現在ソニーエクスプローラサイエンスでリメーク上映中)のために自主制作されたCG(コンピュータグラフィックス)映像で、本物のオーロラの映像やデータを参考に、大平の独自開発によるモデリングソフトウエアにより生成したものだ。このオーロラは、星空をバックに色と形を変えながら乱舞するようすが好評だったこともあり、その後も改良を加えられながら幾度とメガスター公演に使用され、演出の定番のひとつになった。

 その大平オーロラが、今回は”非”メガスター館で登場する。 札幌市青少年科学館のプラネタリウムで、3月11日から公開される新番組「オーロラに会いたい」の中で、演出効果の一翼を担うことになる。
同館に設置されているプラネタリウムは、五藤光学製のGSS-URANUS、全天周映像装置は、コニカミノルタ製のSKYMAX-DSという構成で、いわば2大メーカーの競演、そして今回の番組制作はプラネタリウム番組制作プロダクションのリブラである。オーロラは、SKYMAX-DSによって投影される。こうした移植が可能になったのは、全天周映像が、各社共通の”ドームマスター”と呼ばれる共通の形態で交換できるようになったからで、デジタル化によりメーカーや機種の壁を超えてコンテンツの相互活用ができるようになってきた証ともいえる。
大平のデジタルコンテンツ素材の外販は今回が初である。他社製プラネタリウムの星空のもとで、大平のオーロラはどんな舞を見せるだろうか?

関連リンク:
札幌市青少年科学館

株式会社リブラ