2006年3月31日
大平、オーロラと皆既日食のダブル観察
北極圏とエジプトにて、写真撮影にも成功

皆既日食のコロナ
観測地:エジプト・サルーム/CANON EOS5D
撮影:大平貴之

大平は、さる3月20日から3月31日の期間、北極圏とエジプトを相次いで訪問し、それぞれオーロラと皆既日食を観察。天文ファンあこがれの2大天文現象を一つの旅行でまとめて観察するという快挙になった。
 大平はまず北極圏に向かい、ここで悪天候に悩まされつつもオーロラを観察。天頂近くに現れたオーロラの動画像を専用に用意したカメラで撮影、その複雑な動きを高解像度で克明に捉えることに成功した。次いでエジプトに飛び、観測地サルームにて、天文雑誌「星ナビ」主催のツアーに合流、皆既日食を観察した。
 エジプトの首都カイロでは、直前に、非常に珍しいとされる雨に見舞われるなどあいにくの天候で大平はじめ関係者をやきもきさせたが、当日は素晴らしい快晴とななった。約4分に渡る皆既日食を観察することができた。
大平はオーロラと皆既日食いずれも見るのは今回が初めて。デジカメによる撮影も行ったが、あくまで眼視を重視、このために双眼鏡を新調して写真で捉えきることが難しいとされるコロナのディテールを観察した。
 プラネタリウム製作には、何より本物をしっかり知ることが重要である。今回の体験は、プラネタリウムの製作にも有効に活かされることになるだろう。
なお、皆既日食については星ナビの連載でリポートする予定、またオーロラについても別途、リポートが予定されている。