恒星のプロット


プラネ作りでもっとも労する作業が、星をプロットして、穴をあける作業です。特に星の数が多くなるほど、より労も多くなります。それでも苦労したぶん見かえりがあると思えば、最もやりがいのある作業でもあります。

 とはいえ、できることなら少しでも労を省きたいものです。作業を合理化して、うまく進めることにしましょう。

 

 さて、コンピュータで自動プロットするのが最も理想ですが、ここではまず星図をもとに手作業で星をプロットして穴あけする手順を説明します。それは、次のような流れになります。

1)プロット型紙をつくり、材料にはる(あるいは材料にます目をひく)

2)星図をコピーする(オリジナルは保管)

3)コピーした星図に型紙に対応するます目を書き加える

4)ます目にしたがって星を書き写す(明るさがわかるように)

5)穴をあける

 

だいたいこんなところです。1)の作業は、材料が平面か球面かによって変わります。当然、ここは平面のほうがやりやすいわけですが、球面の方が感覚的にはわかりやすくもあります。なお、プロット型紙については、下図に示すような円筒円錐台型の投影機用のものを掲載していますので、説明にしたがってご利用ください。
 

なお、プロットする際は、油性マーカなどで、等級に応じて色分けをしておくとわかりやすくていいと思います。(1等星は赤、2等星はだいだい、3等星は黄色・・といった感じ)