穴あけ

リスフィルム方式の場合はこの作業は不要になりますが、普通は穴あけが必要となります。少なくとも数百個の穴をあけるのですからしんどいかもしれませんが、てきぱきと進めましょう。
 

塗装を忘れずに!

さて、穴をあける前に確認しなければならないこと。それは裏面です。黒ラシャ紙などのように元々黒いものは問題ありませんが、アルミ板などはそのままでは光を乱反射してしまうのでそのままでは星がきれいに映りません。かならず内側に相当する側を黒く塗る必要があります。
 塗装にはつや消し黒のラッカースプレーなどがいいでしょう。ただしプラスチック素材の場合は、スプレーの溶剤で素地がいたむことがあるので注意してください。
 

穴あけ

穴あけには次のような道具を使います。

紙の場合:千枚通し キリなど
プラスチック、アルミの場合:ミニドリル

ミニドリルは、たとえばプリント基板に穴をあけるための直径0.6ミリとか1ミリくらいのものが市販されていますのでそれを使用します。大変折れやすいので注意が必要です。手動のドリルあるいはピンバイスなどでも穴はあきますが、作業性を考えると電動のほうが楽だと思います。

 なお、穴の大きさは等級ごとに変えてやらねばならないことは説明した通りです。なるだけ気をつけて、メリハリのある空を投影できるようにするのがいいでしょう。
紙の場合は、穴をあけた後、木工用ボンド(酢酸ビニル系のもの)などで穴を固め、穴がつぶれるのを防ぐようにすると投影機が長持ちします。

紙に穴をあけるときには、私は下のような道具を製作して使っていました。
 

穴あけ器