移動公演の顛末記

 個人で本格的なプラネタリウムを建造する。本来ならば不可能とさえいえる計画を完遂するためには、幾年もの歳月をそのためだけに費やすことを余儀なくされました。そして、完成したプラネタリウムはいったい・・?作ることだけを考えた私にとって、その後の運営は、時に行き当たりばったりでした。しかし、個人作業が主だったマシンの製作とは対照的に、上映は、多くの人々に支えられてのものでした。

  これから紹介するのは、当時大学生の私が、プラネタリウムを完成させてから、各地で公演して回ったときの顛末記です。ドームが台風であおられたり、投影機が台座から転げ落ちて大破したり、マスコミがつめかけて大慌てだったりと、ふつうの日常生活では体験できないエピソードももりだくさん。今回は栄光の、そしてトラブルまみれの初公開。メカとエレクトロニクスの塊である投影機、それをとりまく熱く、時に間抜けなドキュメントです。

本文はNifty-ServeのFSPACEのデータライブラリに登録したものに加筆訂正したものです。